
【中城】中城村は20日、吉の浦会館で総合教育会議(議長・浜田京介村長)を開き、村の教育大綱を策定した。大綱には中城城跡の城主だった護佐丸を通して村の歴史を学ぶ「ごさまる科」を位置付けた他、子どもの貧困対策の推進などを明記した。大綱の期間は2016~20年度まで。
ごさまる科は文部科学省の教育課程特例校制度を活用した村独自の取り組みで、14年度から小学校で実施している。中学校では総合学習などで副読本などを通して学んでいる。
同会議議長の浜田村長は「豊臣秀吉や織田信長は知っているけど、地域の歴史は知らない。足元を継続して見ていこうという意思表示だ。周辺からもいい反響がある」と意義を強調した。