
【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設に向け、沖縄防衛局は30日午前、米軍キャンプ・シュワブ沿岸の大浦湾海上で作業を進めた。湾内の平島・長島付近からシュワブ陸上へ伸びている浮具(フロート)の周辺で、防衛局の作業船や海上保安庁のゴムボートが集まり、建設に反対する市民らも周辺で抗議船などで監視・抗議行動を展開している。
一方、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では建設に反対する市民ら約50人が駆け付け、工事車両などをゲート内に入れない抗議行動を実施した。同日午前8時40分ごろにはクレーン付きのトラック「ユニック車」3台が基地内に入った。今回のユニック車について、反対運動の市民らは隊舎建設関連の車両で、新基地建設とは関係ないとみている。【琉球新報電子版】