移設阻止へ25日、大規模集会 辺野古で3千人規模計画


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新基地建設が計画される名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部=2月

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を巡り、政党や市民団体などでつくる「辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議」は5日までに、建設工事の再開に抗議する大規模集会を25日午前11時から辺野古の米軍キャンプ・シュワブのメインゲート前で開くことを決めた。3千人規模の集会を目指す。翁長雄志知事にも参加を打診する方向だ。

 辺野古埋め立て承認の取り消しを巡る最高裁判決が出て以降、初のゲート前集会となる。最高裁判決後も辺野古新基地建設反対の民意は変わっていないことを国内外に示す狙いがある。

 昨年12月20日の最高裁判決を受けて翁長知事は同月26日、辺野古沖の埋め立て承認の取り消し処分を取り消した。これを受けて沖縄防衛局は海上工事作業に着手、2月7日にはコンクリート製ブロックの海への投下を始めた。県は工事の中止を求めている。