社会

高校生が大麻譲渡疑い 沖縄県警と麻取が書類送検

関係団体による薬物乱用防止緊急アピール=2016年1月、沖縄県庁

 沖縄県警那覇署と県警暴力対策課、同少年課、九州厚生局沖縄麻薬取締支所は29日、昨年11月から今年2月にかけて沖縄市内などで大麻を所持・譲渡したとして、通信制高校に通う少年を含む計4人を大麻取締法違反の疑いで摘発したと発表した。

 沖縄本島中部の男子高校生(18)が大麻を譲り渡したとして大麻取締法違反(譲渡)の容疑で書類送検されたほか、沖縄市の自営業の男(24)が同容疑で逮捕。本島中部の解体工の少年(18)と、うるま市の会社員の男(24)がそれぞれ自宅で大麻を所持していたとして大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された。那覇署によると、自営業の男は「そのような事実はない」などと容疑を否認しているという。

 県警暴対課によると、高校生と解体工の少年は家裁に送致された。会社員の男は懲役6カ月執行猶予3年の処分が決定しており、自営業の男は勾留中という。高校生は昨年11月と12月の2回、自営業の男は今年2月に1回、沖縄市内で解体工の男に大麻1グラムを有償で譲り渡した。摘発された4人は友人・知人関係にあるという。那覇署などが入手経路や暴力団などとの関係も含めて捜査を進めている。

 沖縄県内の薬物事犯については、2016年中の摘発人数が175人となり、04年以降過去最多を記録している。うち半数近くの79人が大麻取締法違反で摘発されており、大麻使用者が薬物事犯の総摘発人数を押し上げている状況となっている。