宮城実来、日本代表入り デフサッカー女子


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
 宮城 実来

 聴覚障がい者(ろう者・デフ)サッカーの女子日本代表に、ヴィクサーレ沖縄FCナビィータに所属する宮城実来(16)=那覇西高2年=が選出された。宮城は日本代表が昨年末に実施した沖縄合宿に初めて参加。同競技では初の代表入りで、15日から行う中国遠征のメンバーとして招集された。

 デフフットサルの世界大会(2015年、タイ)には、最年少の日本代表として出場した実績がある。157センチでポジションはDF。日本代表入りについて「フットサルに続き日本代表入りし、とてもうれしいが、責任も感じます」と一言。大柄な相手選手への対策として「当たり負けしないように、うまく体を入れ替えながら動き、周りを見てサイドやトップにパスを出すことを心掛けたい」と強調した。

 デフサッカーについては「健常者や障がい者で隔てることなくできるスポーツだと思う。オリンピック選手に近づきたい」と話し、今後を展望している。

 今回の中国遠征では、地元中国のほか、ロシア、タイとフレンドリーマッチを行う予定。