デイゴス 開幕連勝 九州女子サッカー1部リーグ第2戦


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 女子サッカー九州リーグ1部は23日、東海大福岡高校グラウンドで2戦目を行い、琉球デイゴスは福岡女学院高校に2―1で逆転勝ちし、開幕から2連勝となった。ヴィクサーレ沖縄FCナビィータは開始早々に失点するなどし、東海大付属福岡高校に3―5で敗れた。

◆後半からリズム/デイゴス 比嘉、渡辺で逆転

 琉球デイゴスは第1節2試合目を2―1で福岡女学院に逆転勝ちし、開幕戦から2連勝を飾った。セットプレーから2点を奪う落ち着いたプレーが光った。

 前半は先制点を取られ、我慢の戦いが続いた。相手ゴールを狙うもゴールポスト上を通過するなど、得点を決めることができず、折り返した。

 0―1の後半3分、金城愛理のコーナーキックからのこぼれ球を比嘉ちなつが押し込み同点に追い付いた。一気にチームに勢いが付き、直後の5分、再びコーナーキックから渡辺樹里がシュートを決めて勝ち越した。

◆立ち上がり連続失点/ナビィータ、3点も届かず

 前半の6分、9分と立ち上がりの連続失点が最後まで響き、ヴィクサーレ沖縄FCナビィータは惜しくも黒星、連勝はならなかった。比嘉映美主将は「立ち上がりの失点で、自分たちのプレーに持っていけなかったことが反省点だと思う」と述べ、パスミスや相手選手への寄せの遅れなどで許した失点を悔やんだ。

 後半もカウンターなどで得点を許した。追い上げ掛けての失点など反省材料も多いが、一方で攻撃は2トップのジョバーニャ・カンポスと花城美紀が得点。玉城薪瀬も開幕戦に続いてゴールを決めた。前へ進む姿勢は選手間で共有できていた。

 與座周平監督は「最後まで諦めずに戦った。守備の立て直しを図り、次節は勝利を目指す」と気持ちを切り替えた。