キングス、連係入念に あすからCS三河戦


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三河戦に向け、県内で最後の調整に汗を流すキングスの選手ら=11日、沖縄市体育館

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは13、14の両日、愛知県のウィングアリーナ刈谷でシーホース三河とチャンピオンシップ(CS)準々決勝を行う。三河との対戦成績は今季1勝5敗だが、ホーム最終戦での大阪エヴェッサとの熱戦の勢いのまま、Bリーグ元年の王座獲得を目指し敵地に乗り込む。11日は沖縄市体育館で練習を行い、攻守の連係などに時間を割いた。2チームに分かれてゲーム形式の練習も行い、本番さながらの熱の入ったプレーで汗を流した。

 三河はキングスと同じ西地区で46勝14敗と高い勝率で1位となった。日本代表選手や高さのある外国籍選手を、過去何度も優勝に導いてきた鈴木貴美一ヘッドコーチ(HC)が束ねる。キングスでもプレーした宮古島市出身の狩俣昌也(狩俣中-興南高-国際武道大)も所属している。

 伊佐勉HCは三河について「バスケットの完成度が素晴らしく、無駄のないチームだ」と警戒感を強める。「どれだけミスを怖がらずにアグレッシブに自分たちのやるべきことをやり続けられるかに尽きる。40分間崩れることなくプレーしたい」と意気込んだ。

 高さのある三河に対して、スピードのある攻撃で臨む構えだ。主将の岸本隆一は「三河の高さに対して平面でどのように戦うかだ。とにかく機動力で勝負したい」と対策を練る。負けたらCS進出がたたれる大阪戦で2連勝と瀬戸際で地力を発揮したキングス。「勢いという意味では僕たちが怖いチームだろう。1戦目を取って相手にプレッシャーを掛けたい」と岸本は闘志を燃やした。

 試合は13日は午後4時5分、14日は午後2時5分に開始。対戦成績が1勝1敗となった場合は、第2戦の後に前後半5分間の3試合目を行う。

 コザミュージックタウン2階の特設会場ではパブリックビューイングを実施する。入場無料で定員は400人。13日は午後3時、14日は午後1時開場となっている。