大田昌秀氏県民葬、7月下旬に


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 県は19日までに、12日に死去した大田昌秀元知事を悼む県民葬を7月下旬に開催することを決めた。実施について遺族から了解を得た。今後、翁長雄志知事を委員長とする実行委員会の発足など、作業を進める。会場は沖縄コンベンションセンターを軸に調整している。

 県民葬はこれまで、屋良朝苗氏と西銘順治氏の両元知事が死去した際に2回実施している。県や県議会などでつくる実行委員会形式で開催してきた。19日に県議会与野党会派へ方針を正式に説明した。
 県民葬の開催には約3千万円の経費を見込んでおり、県の予備費を充てる。実行委を構成する他団体にも負担を求める方針。宗教色を出さず献花方式とする。香典や供花などは受けない。
 来場者は1千~1500人程度を見込む。内閣総理大臣や閣僚、沖縄県人会関係者など県内外にも参列を広く呼び掛ける予定だ。【琉球新報電子版】