社会

渡名喜村多目的施設工事、落札率99%超え 官製談合疑い

 【渡名喜】渡名喜村の上原昇村長が、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の容疑で逮捕された件で、問題となった村多目的拠点施設は建物そのものの建築工事と空調などの機械工事、そして電気工事についてそれぞれ入札が行われ、建築の落札率が99・6%、機械が99・4%と共に99%を超えていたことが分かった。

 今回の逮捕容疑となった電気工事の落札率は99・55%だった。事業を担当する民生課は、詳細について「参考資料は警察が持っているため確認できない」としている。

 村多目的拠点施設は、当初は今年4月に運用開始予定だった。事業を担当していた村民生課によると、既存施設の解体工事の発注が2016年度末になったことと、解体中に有害物質のアスベストとポリ塩化ビフェニール(PCB)が発見され、処理に時間を要した。そのためその後の建設工事が延びていた。現在工事中で、まだ完成していない。

 渡名喜村では昨年12月、当時の教育長が官製談合防止法違反などの疑いで逮捕された。その際、逮捕容疑となった村の重要伝統的建造物群保存地区の保存修理工事2件の落札率は、98%以上だった。