各地の名産、沖縄で リウボウ 日本百貨店と提携


この記事を書いた人 琉球新報社
業務提携と催事の出展商品を発表するリウボウインダストリーの糸数剛一社長(左)と日本百貨店の鈴木正晴代表(右)=30日、那覇市のデパートリウボウ

 リウボウインダストリーの糸数剛一社長は30日、日本各地のこだわりの名産品を集めて都内で販売する「日本百貨店」(東京)の鈴木正晴代表と那覇市のデパートリウボウで記者会見し、商品を互いに流通させる業務提携を発表した。4日から始まる催事を皮切りに、スーパー、コンビニを含めたリウボウグループの販売網で「日本のいいもの」を沖縄で取り扱っていく。

 糸数社長は「沖縄のマーケットへ参入が相次いで競争が激しくなる中で、リウボウにしかない独自性がないと生き残れない。今回の提携により、日本のいいものを相当展開していける」と述べ、インバウンド(外国人訪日客)需要の拡大といった提携の狙いを説明。今後、両社が共同で商品開発やアジア展開を進めることも検討していく。
 鈴木代表は「海外の観光客にとって沖縄は一番近い日本であり、日本への興味を持ってもらうゲートの存在に沖縄はなり得る」と語った。
 業務提携の第1弾企画は4~10日にデパートリウボウ6階催事場で、日本百貨店の取り扱う約千種類の商品を紹介する。