本村、女子ハンマー連覇 西日本学生陸上


社会
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 陸上の西日本学生対校選手権第2日は1日、広島市のエディオンスタジアム広島で行われ、男子100メートルで8月の世界選手権(ロンドン)代表に選ばれた多田修平(関学大)が追い風0・3メートルの条件下、10秒21をマークして、2年連続で優勝した。前日の準決勝では追い風2・3メートルの参考記録で10秒16だった。多田は6月24日の日本選手権で10秒16で走り2位。6月10日の日本学生個人選手権では追い風4・5メートルの参考記録で9秒94をマークした。

 女子やり投げに出場した當間汐織(久米島高―九州共立大)は53メートル05で2位。女子100メートルの佐渡山みなみ(宮古高―九州共立大)は11秒88で3位だった。

 第1日の女子ハンマー投げで、本村夏鈴(那覇西高―九州共立大4年)が57メートル76で2連覇を達成した。

◇フォーム安定、全試技を成功 本村、記録は不満足

本村 夏鈴

 女子ハンマー投げの本村夏鈴は、1投目で記録した57メートル76で大会2連覇を果たした。安定したフォームで全投てきで成功させたが「失敗する時は欲が出てしまう」といういつもの癖で、記録的には少し不満足の結果となった。

 反省の裏には、6月23日の日本選手権での6位入賞がある。60メートル49の自己新記録での好成績。「できすぎ」でも自分が一度マークした記録を超えたいのが陸上選手の本音だ。

 それでも、大学最後となる日本学生陸上競技対校選手権大会の切符は手にした。「もう一度、60メートル超えを投げて優勝したい」と、有終の美を飾る決意を固めた。