沖縄の夜は芸能を堪能 「ザ・祭・オキナワ」 11日から3ヵ所公演


この記事を書いた人 平良 正

 外国人訪日客を中心に夜の沖縄観光を楽しんでもらおうと、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、平良朝敬会長)は11日から県内の芸能団体が出演する「ザ・祭・オキナワ」を県内3カ所で上演する。質の高い芸能を紹介することで観光消費額や満足度の向上、伝統芸能に携わる人材に活躍の場を広げる。

「ザ・祭・オキナワ」で力強いエイサーを披露する琉球國祭り太鼓=4日、浦添市勢理客の国立劇場おきなわ

 4日は浦添市の国立劇場おきなわで関係者を招いた披露公演があった。沖縄観光の課題として、ショーや舞台など夜のエンターテインメントがないことからOCVBが企画した。

 大型クルーズ船ゲンティン・ドリーム号の寄港に合わせ、10月10日まで毎週火曜日午後6時半から計11回開催する。5年後には年間開催40回、来場計2万人を目指す。会場は国立劇場おきなわ、沖縄コンベンションセンター、浦添市てだこホールを使う。

 プロデュースする演出家の鷹(たか)の羽辰昭(たつあき)氏は「質の高い沖縄の芸能を世界にアピールしたい。この舞台を実演家、運営者が育つ場にしたい」と述べた。