琉球銀行(川上康頭取)は5日、フェイスブックが提供する企業向けのコミュニケーションサービス「ワークプレイス」を導入した。フェイスブックと同様に記事を書き込んで情報を共有できるほか、行員同士の連絡などにも利用できる。導入を進めた琉銀営業統括部の伊禮真上席調査役は「ワークプレイスを活用するのは全国の地銀で初めてではないか」と話した。
ワークプレイスはメッセージの送受信のほか、動画のライブ配信や音声通話などさまざまな機能を備えている。部署や支店など一定のメンバーでグループを構成し、その中で意見交換をしたり、情報を共有したりできる。6月28日に開かれた琉銀の株主総会では、議事進行の確認などにワークプレイスのメッセージ機能を活用したという。
システムを導入した5日に川上頭取がライブ配信であいさつし「仕事の生産性を上げてお客さまに素晴らしいサービスを提供してほしい」と呼び掛けた。
伊禮氏は「ワークプレイスの活用でコミュニケーションが深まりチームワークも強化される。働き方が確実に変わっていくはずだ」と期待した。