大物ゲットに歓声 与那国国際カジキ釣り イベントもにぎわう


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 【与那国】第28回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(主催・与那国町、主管・同実行委員会)が7日から9日まで開催された。トローリングの部には30チーム96人、磯釣りの部には29人、親子釣りの部には24チームが参加。トローリングの部は162キロのカジキなどを釣り上げた当山喜一郎さんが1位となった。

優勝したチーム世美がえりの当山喜一郎さん(左から3人目)、第八暁丸の尾野文建船長(同4人目)=与那国町の久部良漁港

 7日の開会式では、今大会のキャッチフレーズ「国境の島、パワー漲(みなぎ)るカジキ釣り」を考えた与那国町立久部良中学校2年の寺浦隼矢さんが表彰された。寺浦さんは「キャッチフレーズはパッと思い浮かんだ。この喜びを両親に伝えたい」と笑顔で語った。

 会場周辺では「よなぐに馬ふれあい体験」や「海底遺跡巡り体験乗船ツアー」「海上保安庁巡視船一般公開」「警察展」などのイベントが行われた。

 最終日の閉会式・表彰式の後は、カジキの丸焼きが振る舞われた。全員で輪になり「ドゥンタ」を行い、夜空いっぱいにきらめく花火がフィナーレを飾った。

 大会の結果は次の通り。(敬称略)
 【トローリングの部】1位=当山喜一郎(チーム世美がえり・石垣市)第八暁丸・尾野文建船長251ポイント▽2位=上間徳三郎(まんたばる・与那国町)成宝丸・市成正博船長199ポイント▽3位=杉本良太(株式会社杉本工房・糸満市)美穂丸・福里貢辰船長114ポイント

 【磯釣りの部】1位=仲嶺成八(与那国)22・4ポイント▽2位=阿久津慎吾(同)20・2ポイント▽3位=伊藤啓志(岐阜県)11・2ポイント

 【親子釣りの部】1位=慶田嵩チーム5・6ポイント▽2位=前川チーム5・1ポイント▽3位=永田チーム4・2ポイント

(村松友紀通信員)