比嘉大吾選手、中山王に 故郷・浦添 てだこ祭りで威厳


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中山王になりきって行進し、来場者の拍手と歓声を浴びた比嘉大吾選手=22日午後8時20分ごろ、浦添運動公園

 【浦添】浦添市の浦添運動公園で22日に開催された第40回てだこ祭り(同実行委員会主催)に、世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者、比嘉大吾選手(21)=同市出身=が登場した。祭りの最大の見せ場となった「浦添三大王統まつり」(太鼓カーニバル)の行列に中山王役の比嘉選手が現れると、観客から大歓声が上がった。王冠をかぶり、深紅の衣装を身にまとった比嘉選手は、真剣な表情でゆっくりと行進して中山王の威厳を体現した。比嘉選手を近くで見た譜久元菜緒さん(16)は「本物の王様みたいだった」と目を輝かせた。

 行列を終え、ステージに登場した比嘉選手は「浦添市出身で良かったと思った。スーパースターになりたい」と話した。

 てだこ祭りは23日まで。22日は午後8時現在で約7万人が来場した。