「折り鶴レイ」ギネス挑戦 沖縄市「9・7平和の日」PR


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世界最長、9.7キロの「折り鶴レイ」完成を目指し、折り鶴の作成を呼び掛ける桑江朝千夫沖縄市長(左)と平和を希求するゆるキャラ「キューナ」=26日、沖縄市役所

 【沖縄】沖縄市は折り鶴でレイを制作し、その長さで世界最長のギネス記録に挑戦する。県民、市民から集めた折り鶴を9・7キロの1本のロープでつなぎ、巨大な「レイ」とする。9月7日の「沖縄市民平和の日」記念行事の一環で、平和の日の周知と、平和への機運を高めることが目的。市は「ギネス記録認定に向け、多くの県民、市民の方に折り鶴を折ってもらいたい」と多くの参加を呼び掛けている。

 現在のギネス記録は、2013年に広島市で樹立された7キロ。沖縄市は市民平和の日付から9・7キロを目標に掲げ、35万羽の折り鶴制作を呼び掛けている。羽を広げた物や専用折り紙以外で折った鶴は除外される。市は世界平和を希求するキャラクター「キューナ」のイラストが入った、専用の折り紙を、市民部平和・男女共同課(市役所地下2階)や、市内の公民館で配布している。原則、折り鶴の提出は同課窓口で、8月末日まで募る。

 測定式は9月7日午後2時半から、沖縄市体育館で開かれ、ギネス公式認定員が測定する。8月14、26日、9月6日には集まった折り鶴をロープに通す作業も予定しており、ボランティアも募集する。

 市は、現嘉手納基地内にあった旧越来村で、1945年に沖縄戦の降伏調印式が9月7日に行われたことにちなみ、同日を「沖縄市民平和の日」と定め、毎年平和関連事業を開催している。

 問い合わせは市民部平和・男女共同課(電話)098(939)1212(内線2216)まで。