琉球エリスリナ九州V ビーチサッカー 初出場で全国切符


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 ビーチサッカーの第12回九州大会2017(全国大会九州予選)は5、6の両日、福岡県行橋市の長井浜海水浴場で行い、沖縄県代表の琉球エリスリナが初出場、初優勝を飾った。琉球エリスリナはレオン福岡との決勝で、最終第3ピリオドも残り半分を切ったところで、前線でパスを受けた山内悠誠がゴールを押し込み先制。この1点を日本代表ゴールキーパー(GK)の照喜名辰吾を中心に守り切り、1―0で頂点に立った。

 琉球エリスリナは9月8日に開幕する全国大会(兵庫県明石市)へ九州代表として出場する。

GK照喜名軸守り勝ち自信

 日本代表を多く輩出し、ビーチサッカの競技レベルが高い九州を制した琉球エリスリナ。上原朋也選手兼監督は「ロースコアの展開や点の取り合いなど、さまざまな試合を勝利できた。強豪がそろう九州大会で優勝できたことは大きい」と述べ、全国へ向け自信を得た様子だった。

 試合は予選リーグから決勝まで、いずれも先制した。ゲームの流れを引き寄せた上で、日本代表として国際大会の経験も豊富なゴールキーパー(GK)照喜名辰吾主将を軸に、堅い守りで反撃を振り切った。

 攻撃では後ろでパスをつないで、力のある前線へ送る―という持ち味が発揮された。決勝で値千金のゴールを決めた山内悠誠をはじめ、嘉数光や浅見和正、ヴィクトル・ユーリワタリらがゴール前でしっかり役割を果たした。

 全国大会でも「厳しい戦いが予想されるが、九州で勝ち抜いた勢いでぜひ、優勝を目指したい」(上原選手兼監督)と頂点へ狙いを定める。