激突、3500人興奮 うるま市で夏の全島闘牛大会


この記事を書いた人 大森 茂夫
シーの一番、中量級優勝旗争奪戦 辺土名牛(志)に挑む挑戦牛の古堅モータース☆黄龍(右)=13日午後、うるま市石川多目的ドーム(具志堅千恵子撮影)

 【うるま】沖縄県内最強闘牛を決める「第8回夏の全島闘牛大会」(県闘牛組合連合会主催、琉球新報社共催)が13日、うるま市石川多目的ドームで開かれた。970キロ以下の中量級、850キロ以下の軽量級など全10取組みが繰り広げられた。

 大会目玉の中量級全島一を決するシーの一番は、絶対王者として5年間中量級王者に君臨していた「闘将ハヤテ」を破った「辺土名牛志」と、5連勝中の「古堅モータース☆黄龍」の一戦。開始直後から、双方が角を掛け合う激しい攻防戦を繰り広げ、6分58秒の激戦を制した挑戦牛の黄龍が新王者に輝いた。

 軽量級では、6戦全勝中の王者「琉神一輝」に対し、元軽量級全島一を撃破してきた「キズナ無双」が挑んだ。11分11秒の長期戦の末、琉神一輝が粘り勝ちで防衛を成し遂げた。

 会場は3500人の闘牛ファンで埋め尽くされ、白熱する取組に拍手や声援が送られた。