ゴスペルで平和願う 辺野古、工事車両43台搬入


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
ゴスペルを歌い平和を願う座り込みの参加者ら=25日午前11時8分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で25日午前、米軍キャンプ・シュワブのゲート前では「普天間基地ゲート前でゴスペルを歌う会」のメンバーらが、ウィーシャルオーバーカムやアメージンググレイスなどの歌を披露した。参加者と共に声を合わせ、平和を願った。

 ゲート前には、基地建設に反対する市民30人以上が座り込み、抗議の声を上げている。午前9時40分ごろから機動隊が市民を排除した。その間に砕石や生コンクリートを積んだとみられる工事車両計43台が基地内に入った。

 一方、海上では、シュワブ沿岸部の「N5護岸」建設予定地付近の仮設道路工事現場で、積まれた砕石の上にクレーンを使って砂利のような資材を投下する作業が確認された。反対する市民らは抗議船2隻とカヌー9艇で抗議している。【琉球新報電子版】

抗議する市民を持ち上げて排除する機動隊=25日午前9時44分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前
抗議する市民を持ち上げて排除する機動隊=25日午前9時41分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前
「N5護岸」建設予定地付近の仮設道路工事の工事現場で砂利のような資材を投下するクレーン=25日午前9時43分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ