自ら描いた「修学旅行」 琉大生が企画、集客 カンボジア、商品化検討も


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カンボジアでの交流旅行を企画した琉球大学2年の島彩乃さん(前列左)、大城未結奈さん(同中央)、上原寧那子さん(同右)、がちゆんの當銘大樹取締役兼COO(後列左)、ジャンボツアーズの宮城俊彦総務経理部課長=25日、琉球新報社

 旅行業のジャンボツアーズと実現型ディスカッション企業がちゆんは、カンボジア交流旅行「大学生による学生のためのワンランク上の修学旅行」を8日から14日まで実施した。ジャンボツアーズでインターンシップをした琉球大の3人が企画から集客、添乗員支援までを担当した。参加者は琉大や沖縄国際大、専門学校の学生ら15人で、カンボジアの学生らと料理やレクリエーションなどを通じて交流する企画を楽しんだ。ジャンボツアーズは今後、現地との密な人的交流ができる旅行として、学生旅行に加え、企業の新入社員研修としての商品化も検討する。

 企画した琉大2年の大城未結奈さん、上原寧那子さん、島彩乃さんがジャンボツアーズやがちゆんの担当者らと25日、那覇市天久の琉球新報社を訪ね、報告した。今回の旅行では、カンボジアの日本語学校の学生らと滞在中に連日、交流して現地の文化や生活を深く学ぶ機会を設けた。参加する学生は、知人らを介して集客した。
 大城さんや上原さん、島さんは「集客や企画など実際にやってみて難しさも感じた。仕事に就く前に知る機会になり、良かった」「現地の人と交流し、得るものが多かった。今後へつなげていきたい」と述べ、卒業後に観光業を目指したい考えを示した。