社会

「沖縄県民を顧みない」 辺野古ゲート前、日本政府へ怒り 高江米軍ヘリ炎上で

米軍キャンプシュワブのメインゲート前でプラカードを掲げ、新基地建設反対を訴える市民ら=12日午前10時6分、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対し、米軍キャンプシュワブのゲート前で建設資材の搬入を阻止する座り込みが、12日午前も行われた。午前11時までに土砂などの搬入はなかった。

 座り込みには、県内各地から集まった約100人の市民が参加。昨日、東村高江の車地区の民間地にCH53Eヘリコプターが不時着し炎上した事故を受け、住民の切実な不安や、新基地建設に反対する声を日本政府は顧みていないなどと怒りの声が上がった。

 あいさつした北中城村島ぐるみ会議の宮城邦治さん(76)は「万が一、住宅に墜落していたら、大変なことになった。県民の上空を昼夜問わず飛ぶ危険な状況をなくすため、1日も早い普天間飛行場の閉鎖と新基地建設撤回をしなければならない」と訴えた。

 うるま市島ぐるみ会議の宮城英和さん(68)は「(日本政府は)私たちが危険に直面しているということを何度も何度も訴えても一顧だにしない。はらわたが煮えくりかえる思いだ。まさに沖縄の地は植民地だ」と怒りをあらわにした。

 市民らは「新基地建設反対」などと書かれたプラカードを基地に向かって掲げ、建設工事の強行をやめるよう訴えた。

 座り込みに参加した与那覇さん(77)=豊見城市=は父親が防衛隊に徴用され、米軍の艦砲射撃によって亡くなったと話し、「戦争につながる基地は絶対に反対だ。反対する者を逮捕する安倍政権の強権的な姿勢は、まさに暴力ではないか」と話した。【琉球新報電子版】