社会
高江米軍ヘリ炎上

「北部訓練場撤去を」 高江米軍ヘリ炎上で抗議集会 きょう飛行再開か

米軍ヘリの不時着、炎上事故に抗議する集会で、こぶしを突き上げて気勢を上げる参加者=15日、東村高江の米軍北部訓練場メーンゲート前   

 【東】米軍普天間飛行場所属のCH53Eヘリコプターが不時着し、炎上した事故で、ヘリパッドいらない住民の会とヘリパッド建設反対現地行動連絡会は15日、緊急抗議集会を事故現場に近い東村高江の米軍北部訓練場メインゲート前で開いた。事故後初めて開かれた抗議集会に沖縄県内各地から約200人が集まり「基地があるゆえの事故。北部訓練場を全面返還させよう」などと訴えた。在日米軍は普天間飛行場に所属する同型機の運用を96時間停止すると12日発表しており、期限が切れる16日にも飛行を再開させる可能性がある。東、国頭、大宜味の3村議会は17日、抗議決議案を提案、可決する見通し。

 集会の抗議声明は、高江集落を囲むように6カ所のヘリ着陸帯が新たに建設され、住民は不安を抱えて暮らしてきたと指摘した。「命を守るために、二度と同じことが起きないように、米軍と国に対し抗議する」などと強調し、北部訓練場の全面返還などを求めた。

 現地行動連絡会の仲村渠政彦共同代表は「(事故防止の)解決策は一つ。北部訓練場を全面返還させることだ。高江の問題を沖縄全体で取り組んでいかないといけない」と強調した。

 参加者は「北部訓練場を含めた全ての基地撤去まで頑張ろう」などと声を上げ、基地に向かってこぶしを突き上げた。

 事故を受け在日米軍は同型機を96時間運用停止にすると12日に発表した。だが、小野寺五典防衛相は13日「事故原因と安全が確認されるまで運用停止されることが適当だ」として期限を定めず飛行停止するよう米側に求め、同意を得られたと説明している。

 事故が起きた地元の東村議会(安和敏幸議長)は17日、臨時会を開いて抗議決議案と意見書案を提案する。全会一致で可決する見込み。東村と共に北部訓練場をがある国頭村、隣接する大宜味村も同日、抗議決議案を可決する見通し。

 東村議会の議員団8人は事故翌日の12日、事故現場を訪れ、黒焦げになった機体を確認した。