【糸満】ひめゆり平和祈念資料館の展示や研究を充実させ広く世界に発信していこうと、ひめゆり平和研究所が16日、糸満市伊原の同資料館敷地内に開所した。開所式では、研究所の発案者でもあるひめゆり平和祈念財団の本村ツル前理事長が記した看板を、仲程昌徳理事長と島袋淑子館長が取り付けた。
同研究所では、ひめゆり平和祈念財団が所蔵しているひめゆりや沖縄戦関係の資料などを整理・研究し、ひめゆりの戦争体験や平和の尊さ広く世界に発信することを目指す。
開所式でひめゆり平和祈念資料館の島袋館長は「亡くなった先生や友に開所を報告した。みんな今日の日を喜んでいると思う。戦争のむごさや悲惨さ、命の尊さをもっと多くの人に伝えられる資料館と研究所になることを願っている」とあいさつした。【琉球新報電子版】