“おじさん達の学習発表会”熱く 音楽祭に12組出演


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 【国頭】音楽を通して村を活性化しようと「第16回おじさん達の学習発表会」(国頭フォーク友の会主催)が7日、国頭村観光物産センターで開催された。村内から約300人の観客が訪れ、生演奏を楽しんだ。国頭フォーク友の会(山田司会長)は2000年4月に「若夏の森コンサート」を開催したのを機に活動を開始。村内行事への出演や音響を担当するなど、幅広く音楽活動を行っている。

フィナーレで全員で斉藤和義さんの「歩いて帰ろう」を歌う出演者ら=7日、国頭村観光物産センター

 ライブは辺土名高校軽音楽部、村内関係者のバンドやユニットなど12組が出演。演奏者は17歳から61歳までと幅広く、フォークやロック、ヒップホップ、吹奏楽など多彩な演奏が披露された。ロックバンドの演奏では多くの観客が生バンドに合わせて踊る姿が見られた。発表会は舞台造り・音響・照明・出演と会員の手作りで行われた。

 高校時代に出演した「視界良好0・4+」の前田香鈴さん(20)は、同級生メンバーで3年ぶりに出演した。「地元ということもあり皆さんから温かい声援をもらい、楽しく演奏できた。来年も出演したい」と感想を述べた。

 「長老組」の渡口栄次さん(63)は「国頭村内には若い音楽愛好家が多くおり、これからは若い人たちに出演する機会を与えながら、サポートしたい」とエールを送った。(新城高仁通信員)