台風21号の襲来前に59センチを筆頭に8匹のタマンを釣った山城善成さんが、台風22号が去った後の10月27日午後10時からタマン狙いでうるま市のホームグラウンドで竿(さお)を出した。
午後11時半頃から2回、タマンらしきアタリがあったがヒットしなかった。3回目は竿を手持ちにしてリールのベールを開けてラインを送り込み、魚に違和感を与えないようにして食い込むのを待った。
この作戦が的中し、ラインが10メートルほど出たところでアワセると、今度はしっかりと針掛かりした。10号竿が大きく曲がり重量感が伝わった。魚に主導権を与えないように強引に寄せてくると、1分ほどで特大タマンが寄ってきた。異変に気付いた魚は最後の抵抗を見せたが、そのまま石敷まで抜き上げた。これが自己記録となる78センチ、5・67キロのタマン。山城さんにとって忘れられない1匹となった。
11月5日、那覇一文字を会場に第36回G杯争奪全日本がま磯グレ選手権県予選が開催された。A、Bの2グループに分かれ、フカセ対象魚の総重量を競った。主な結果は次の通り。
優勝 仲本等 ババシチュー 1・5キロ(A1位)
準優勝 志和山大海 トカジャー 1キロ(B1位)
3位 赤平佑介 ヒレーカー 1・02キロ(A2位)
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)