既婚者である台南芸術大学応用音楽学部前専任講師の男性は6年前、他大学3年の女性と知り合い、男女の関係になった。
前講師は策を巡らせ学生の卒業後、自身の助手にし、その間2度妊娠させた。いずれも中絶を強要し、女性はそれに従った。前講師は妻子に女性との関係を打ち明けると、講師の母親がその女性を告訴するに至った。
台南地方裁判所は女性に7カ月の懲役と罰金を言い渡し、二審では懲役3カ月と9万元の罰金が言い渡された。
前講師は台湾のグラミー賞とも言われる音楽賞の金曲賞の受賞者でもあった。第二審の裁判で裁判官は、前講師の妻への損害は相手女性だけに責任がある訳ではないとし、前講師の行いを痛烈に批判した。