ミャンマー最大の都市ヤンゴンのIT企業に、来春の採用が決まった村上雄太郎さん=沖国大4年=が、9月からインターン(実習生)として同国で実務に励んでいる。村上さんは「成長の可能性と、まだ沖縄出身者の数が少ないことからミャンマーで働くことを決めた。いずれ沖縄のためになることを手掛けたい」と沖縄とアジアの懸け橋になる目標を語った。
就職するIT企業は、ヤンゴン市内で現地向けのアプリ開発などを手掛ける。大学で必要な単位を取得したことから、インターンを始めた。
父親は千葉県出身だが、自身は糸満市で生まれ育った。琉球新報経済視察団がミャンマーに出発した記事を父親からのメールで知り、10月29日にヤンゴン市内の夕食会場を訪れ、視察団と交流した。村上さんは「ミャンマーに県人会をつくって盛り上げたい」と意気込みを語った。(与那嶺松一郎)