社会

少年ら謝罪「沖縄戦、学びたい」 読谷チビチリガマ損壊

少年たちがささげた折り鶴=6日、沖縄県読谷村波平のチビチリガマ

 沖縄戦で住民が「集団自決」(強制集団死)に追い込まれた沖縄県読谷村波平の自然壕チビチリガマを損壊し、保護観察中の少年4人が6日、保護者や保護観察官と共にガマを訪れ、遺族に謝罪した。遺族会の与那覇徳雄会長は本紙取材に「罪はずっと背負うものだが、社会復帰できるよう成人するまで遺族会としてもサポートしたい。まずチビチリガマについて学んでほしい」と語った。

 与那覇会長によると、少年たちはそれぞれ謝罪し、納骨堂に折り鶴や花を手向け、手を合わせて追悼した。

 遺族に対し「今後、傷つけるようなことをしない」「自分たちの子どもに沖縄戦のことを伝えていくため、勉強したい」などと話したという。少年の一人は謝罪の言葉を連ねた手紙を手渡した。

 少年たちは今後、ガマの入り口にある「世代を結ぶ平和の像」を制作者の金城実さんと共に修復したり、ガマ周辺を清掃したりする。

 少年たちがチビチリガマの歴史を知らず、悪ふざけで損壊に及んだことから、遺族らはチビチリガマについて資料や文献で学び、リポートにまとめることなどを求めた。

 少年たちは今年9月にガマ内部の折り鶴を引きちぎり、遺品や看板などを破壊した。器物損壊の罪で逮捕され、保護観察処分を受けた。