モバイルプリンス
今月7日、宜野湾市内の保育園の屋根に、アメリカ軍のヘリコプターで使われるプラスチックのパーツが落下する事故があった。
すぐ13日には宜野湾市の普天間第二小学校の運動場にヘリコプターの窓が落下する事故が起きた。
米軍普天間飛行場のすぐ近くで、一週間もたたない内に連続して事故が起きて驚いたね。
こうした事故が続いて、本当に怖いですね。
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13日の事故については、アメリカ軍側もヘリコプターの窓を落下させたことを認めている。
でも、7日の保育園の事故については「その時間に飛んでいたヘリコプターは、落下した部品を全て離陸前に取り外していた」と回答し、落下事故であることを否定しているんだ。
それなら、なぜ、保育園の屋根に落ちたんですかね…。
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今のところ、まだ分かっていないんだ。これからしっかりと調べて原因を明らかにしてほしいね。
こうした米軍の発表を受けて、「基地に反対している人たちの自作自演だろ!」といったネットでの書き込みが多発し、実際、保育園に苦情の電話などもきているんだ。
そうだったんですね。
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よく分かっていない状態で誰かを犯人扱いし、攻撃しては絶対にいけない。
それなのに「自作自演だとすれば基地に反対する人たちの印象が悪くなる。
そうするために、基地反対派の人たちを嫌っている人たちがやったんだ」など、どんどん色んな推測が出てきているんだ。
もう、なんでもありですね。
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9月には、読谷村のチビチリガマが荒らされる事件があった。この時も「○○がやったに違いない!」と勝手に犯人を決めつける人が出てきた。
ネットでは何かあると「あいつが悪い」「あいつが黒幕だ」と素人探偵が推理を始めるので、こうした意見に惑わされないように注意しないといけない。
はい、気をつけます。
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本来であれば米軍基地の危険性や、移設をした方がいいのか、閉鎖できるのか、米軍の管理は正しいのか、そうしたものをみんなで考えていかないといけない。
でも、分かっていない状況で「あいつらの自作自演だ!」と決めつけだすと、本来話さなくてはならないことが違う方向に行ってしまう。
進めるべき話も進まなくなる。勝手な犯人探し、決めつけには絶対に加わったり、振り回されたりしないようにしよう。
そうですね。何が本当に問題なのか、見失わないように気をつけます。
【プロフィル】
モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。