沖縄観光が絶好調、年900万人突破へ 11月時点で前年超え


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 沖縄県文化観光スポーツ部が21日に発表した11月の入域観光客は、前年同月比17・3%(11万2700人)増の76万2900人となり、1月から11月までの累計は867万7700人となった。12月も昨年実績(66万3千人)を上回る見込みで、初の年間900万人突破が確実となった。

 16年1~12月の入域観光客は861万3100人で、11月時点で前年を上回った。17年12月はシンガポールやタイ直行便の搭乗実績数はじめ、クルーズ船寄港回数も増加を見込んでいる。沖縄観光コンベンションビューローは、前年同月比1~5%増を予測している。

 今年は8月に単月として初の100万人を突破した。10月は週末に2度の台風襲来があったが、同月の過去最高を記録した。11月まで入域観光客は49カ月連続で単月の過去最高を記録し、62カ月連続で前年同月実績を上回っている。

 外国人客は1~11月に235万9100人が訪れ、前年同期比で21・3%増えている。国内客は631万8600人で同5・2%増だった。

 11月は大型クルーズ船寄港回数が前年の7回から23回と3倍以上に増え、外国人客も65・5%(7万2200人)の大幅増となった。

 11月の入域観光客の76%を占める国内客は7・5%(4万500人)増と安定しており、県観光政策課は「国内客も堅調に増え続けているのが大きい」と指摘している。