「農業者のランドマークに」 JAおきなわの新会館落成


この記事を書いた人 Avatar photo 与那嶺 明彦
完成した新たなJA会館=那覇市壺川(提供)

 JAおきなわ(沖縄県那覇市、大城勉理事長)などで構成するJAグループ沖縄の新たな拠点となる「JA会館」が那覇市壺川に完成し、22日に竣工(しゅんこう)式が開かれた。

 大城理事長は「旧会館は45年間、沖縄の農業振興に大きく寄与した。新JA会館は農業者や地域が活気に満ちたランドマークとなるよう期待する」とあいさつした。県内の農業関係者らが参加して完成を祝い、さらなる沖縄農業の発展を誓った。

 新JA会館は地上10階建て、延べ床面積は旧会館の約1・6倍の1万1435平方メートルとなる。約270人規模の大会議室を2階に設け、隣接の立体駐車場は111台分の駐車スペースを確保した。JAおきなわのほか、JA共済連県本部、JA沖縄中央会、JAの子会社など8者が入居する。

 祝辞で翁長雄志知事(代読・浦崎唯昭副知事)は「新JA会館が地域農業の発展の新たな歴史を紡いでいくことを期待する」と述べた。城間幹子那覇市長は「旧会館は日本復帰後の沖縄経済発展のシンボルだ。新JA会館が地域に根差し、愛される施設となることを祈念する」と祝った。