冬の風、そよぐコスモス 沖縄県西原・嘉手苅


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たくさんのコスモスに囲まれ楽しそうに見入る親子ら=25日午後、西原町嘉手苅の内間御殿前(中川大祐撮影)

 沖縄県西原町嘉手苅の内間御殿(うどぅん)前にあるコスモス畑が見頃を迎えている。25日、写真愛好家や親子連れらが多く訪れ、満開のコスモスを背景に撮影を楽しんでいた。

 嘉手苅自治会長の宮平勇さん(71)によると、もともと個人の畑だった土地に宮平さんがコスモス畑を作ることを提案。老人会のさわふじ会のメンバーが中心となり、育てている。今年で5回目の試み。

 1月10日ごろに咲き始めたコスモスは見頃を迎え、2月の中旬まで見ることができるという。

 もともとサワフジ(別名サガリバナ)の名所として知られている内間御殿だが、この時期はコスモスの名所にもなりつつあり、午前中からたくさんの人でにぎわうようになっている。母親に抱かれた子どもが時折揺れる花に手を伸ばす光景も見られた。