9日午後3時半ごろ、那覇発羽田行きの日本航空(JAL)912便(ボーイング767-300型)が那覇空港離陸直後の南約4キロ、高度500メートルの地点で、機内で白煙が発生した。同機は那覇空港に引き返した。乗員乗客262人にけが人などはおらず、他便への影響もなかった。JALによると、原因は調査中で、異臭と煙はエアコンの通気口から発生したという。
国土交通省大阪航空局那覇空港事務所によると、JAL912便は那覇空港を午後3時32分に離陸。同33分に客室内で白煙が発生したという。同便は同54分ごろ、那覇空港に通常着陸した。引き返しによる滑走路閉鎖などはなく、他便への影響はなかった。
JALは同日午後8時50分に振り替え便を運航した。
修学旅行で埼玉県から県内を訪れていた男子高校生の乗客は「離陸してしばらくして砂糖菓子を焦がしたようなにおいがした。機内はざわついたがパニックになるようなことはなかった」と話した。