イオン琉球、薬店展開 今春、豊見城に1号店


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 イオン琉球(南風原町、佐方圭二社長)は16日、新規のドラッグ事業のブランド「イオンドラッグ」を立ち上げ、今春にも豊見城市内に1号店を開店すると発表した。全国のイオングループにはないイオン琉球独自の展開となり、GMS(総合スーパー)のイオン、スーパーマーケットのマックスバリュ、ディスカウントストアのザ・ビッグに続く四つ目の事業として成長を目指す。

 イオンドラッグは「地域の健康ステーション」を掲げ、ドラッグ専門店としての機能に加え、生活に身近な商品をそろえたコンビニ機能も備えた新たな業態を計画している。病気を未然に防ぐためのセルフメディケーションを推進し、健康的なライフスタイルを求める健康志向の高まりに応える事業展開を描く。

 1号店の「イオンドラッグ豊見城店(仮称)」は、市田頭のイオンタウン豊見城内に独立した店舗として設置する。店舗面積は594ヘクタール、営業時間は午前9時~午後10時。大型連休前までの開店を予定している。

 イオン琉球は、セブン―イレブンの沖縄進出による県内市場の競争激化や、アマゾンなどネット通販の台頭による小売市場の環境変化を踏まえ、今後の収益の柱を担う新たな事業を検討している。店舗計画などは、開店時までに発表する。