泡盛「空手」の収益贈呈 久米島の久米仙、伝統振興を応援


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沖縄伝統空手道振興会の喜友名朝孝理事長(前列右から2人目)へ琉球泡盛「空手」ボトルの売上金の一部を寄付する久米島の久米仙の島袋正也社長(同3人目)=20日、豊見城市の沖縄空手会館

 久米島の久米仙(島袋正也社長)は、2017年5月に発売した琉球泡盛「空手」ボトルの売上金の一部を沖縄伝統空手道振興会に寄付した。豊見城市の沖縄空手会館で20日、寄付金贈呈式が開かれ、島袋社長が同振興会の喜友名朝孝理事長へ寄付金を手渡した。

 「空手」ボトルは1800ミリリットルの1升瓶、600ミリリットルの三合瓶、720ミリリットル古酒瓶の3商品がある。17年5月26日~同12月31日までの3商品の売り上げ151万7882円の3%を寄付した。

 島袋社長は「空手振興のために役立ててほしい。継続して琉球泡盛と伝統空手を世界に広めていきたい」と話した。

 喜友名理事長は「多大な支援と志に感動している。8月には、第1回沖縄空手国際大会が開かれる。空手愛好家らへの贈答品としても喜ばれるはずだ。寄付金は伝統空手発祥の地としてアピールしていくのに役立てたい」と述べた。