【宜野湾】国が沖縄県に約束した米軍普天間飛行場の「5年以内の運用停止」の期日まで残り1年を切ったことを受け、同飛行場の撤去や垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備反対を訴える住民らが1日、宜野湾市の野嵩ゲート前に残り日数を示す横断幕を掲げた。平日早朝に続けている抗議行動の際、金網に掲げて運用停止の実現を求める。
野嵩ゲート前では、普天間飛行場周辺住民が米軍機騒音を巡って国を訴えた普天間爆音訴訟の原告団が中心となり抗議を続けている。
1日は約20人が抗議行動に参加した。普天間爆音訴訟団の島田善次原告団長(77)=市嘉数=は「政府は約束を果たすべきだが、実現するのか怪しい。だがこれ以上我慢できない。1年間、力を合わせて頑張ろう」と呼び掛けた。