あの世の正月、墓前で先祖出迎え 先島で十六日祭


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墓前で先祖に幸せな暮らしを送っていることを報告する仲松明厚さん(前列左)、初さん(同右)ら=3日、石垣市

 【宮古島・八重山】グソー(後世=あの世)の正月に当たる「十六日(ジュウルクニツ)祭」が旧歴1月16日の3日、宮古島、八重山地方で催された。墓前に家族が集まり、ごちそうを並べ先祖を出迎えた。

 石垣市では正午前から大勢の家族が墓を訪れ、先祖と正月を共に祝った。仲松初さん(90)=市登野城=は「孫、ひ孫にもたくさん恵まれた幸せを報告した。私は世界一の幸せ者。いつまでもこの幸せが続いてほしい」と話した。