サッカー明治安田J3第4節、FC琉球は25日、群馬県の正田醤油スタジアム群馬でザスパクサツ群馬と対戦し、2―0で勝利した。押され気味の試合を勝ち切り、勝ち点3をもぎ取った。今季は3勝1分けで、開幕から4戦負けなし。
琉球は前半から、群馬の前線への激しいプレスや右サイドから展開される攻撃に苦しめられた。後方から細かくパスを回し、攻め入るも連係が決まらずに攻めあぐねた。しかし前半9分、群馬ゴールの左サイドで得たフリーキックのチャンスを富所悠が直接決めて先制。続く後半も相手に押される展開だったが、DF陣やGK朴一圭の好セーブでゴールを守り続けた。34分には枝本雄一郎が貴重な追加点を挙げ、2―0で振り切った。
琉球の次戦は、4月1日午後1時から、福島県のとうほう・みんなのスタジアムで福島ユナイテッドFCとのアウェーー戦を行う。
(1)正田スタ
琉球 3勝1分け(10)
2―0(1―0,1―0)
群馬 1勝2敗(3)
▽得点者【琉】富所(1)枝本(1)
▽観衆 3085人
◇堅守で初の無失点
ザスパクサツ群馬の強いプレス、スピードのある攻撃にもFC琉球はGK朴一圭の好セーブや守備陣の体を張ったプレーでゴールを死守した。琉球は少ないシュートチャンスにも前半と後半に1点ずつ得点。2―0での勝利は、今季4試合目で初の無失点試合のおまけもついた。
前半9分、ゴール左サイドから富所悠が得意とするフリーキックが決まり先制した。
前半の中盤、相手がパスカットからカウンターを仕掛けるも、GK朴が落ち着いて止め、続くフリーキックのピンチにもしっかりと反応しゴールを守り切った。
後半は群馬の積極的に前線へボールを送る攻撃にも、DF陣が体を張った。そして34分、相手ゴール前の混戦の中、播戸竜二からこぼれた球を枝本雄一郎が左足で押し込み2―0、そのまま逃げ切った。
今節から初先発、そして今季初ゴールを決めた富所は「(チームは)ボールもよく動いておらず、試合の内容は良くなかったが、自分の特徴であるFKが決まって良かった。次戦でも勝てるように頑張りたい」と連勝を誓った。