那覇市唯一の遊泳ビーチ、波の上ビーチで1日午前、海開きが行われた。青空の下、多くの家族連れや観光客らが訪れた。海に入った子どもたちは「水が少し冷たい」と話しつつも、水しぶきを掛け合い、海水浴を楽しんだ。
海開きセレモニーは若狭地域の子どもたちでつくる「若狭ちむどんどん太鼓」のエイサーで幕を開けた。天妃小4年の大城友伽さん(9)と若狭小3年の板良敷杏美さん(8)が「2018年、波の上ビーチ海開きを宣言します」と元気よく声を響かせた。ビーチを管理する「ナハ・シー・パラダイス共同企業体」の白石武博代表理事は「安全に楽しんでいただきたい。皆の施設なので、安全にきれいに使ってほしい」とあいさつした。
前日から水着を着て、海開きを楽しみにしていたという喜納ひよりさん(3)=豊見城市=は祖母の早苗さん(62)と訪れた。海に入った後「楽しかった」と笑みがこぼれた。家族や友達と訪れた畠山晴琉さん(5)=那覇市=は「海に入るのが楽しみだった。けれど、ちょっと寒かった」と話し、浜辺で真っ白な砂に埋まり、日なたぼっこを楽しんでいた。【琉球新報電子版】