音楽の町・嘉手納 フェス初開催 あすはフォーク祭


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役場のエントランスで開かれたDJイベント=3月31日、嘉手納町役場

 【嘉手納】嘉手納町教育委員会は3月31日、嘉手納町のかでな文化センターで音楽フェスティバル「かでなGO!GO!フェスティバル2018」を開いた。ふるさと納税を活用し、初めての開催となる。県出身の人気バンドかりゆし58や、町内の歌い手らが出演。文化センターと隣接する町役場のエントランスホールではDJイベントも開かれ、町内外から訪れた約700人がフェスティバルを楽しんだ。

 嘉手納では「うたの日コンサート」など行政主催の音楽イベントだけでなく、町民有志が積極的に町内でコンサートを開いている。8日午後4時半からは町内の商店街の店主でつくる「新町通りにぎわい隊」が、嘉手納町のロータリー広場で「フォークソング祭り2018」を開催する。

大トリを務め、会場を盛り上げるかりゆし58=3月31日、嘉手納町のかでな文化センター

 ベース演奏で出演した當山宏町長は「嘉手納というと基地の町となってしまうが、町内は豊かなコミュニティーが形成されており、文化芸能活動も盛んだ。音楽による町づくりを進めていきたい」と音楽で町を盛り上げる意欲を見せる。

 フェスに出演した男性4人組バンド「P-fam(ピーファム)」でギターを担当するりょーちんさんも嘉手納町出身。「アットホームでやりやすかった。自分たちの音楽を町に還元したい」と笑顔を見せた。

 沖縄市から来た仲地さゆりさん(56)は「嘉手納の音楽の層は厚い。ずっと続いてほしいイベントだ」と期待した。