慣らし保育に強力助っ人!沖縄・本部町の保育園、地域の人が子どもを見守り


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「慣らし保育」に参加する区民ら=4日、本部町大浜のゆい保育園内

 【本部】沖縄県本部町大浜の社会福祉法人ゆい福祉会ゆい保育園(具志堅律子園長)で2日から6日まで、地域の人たちがボランティアで協力して園児の健やかな成長を願う「慣らし保育」が行われた。同園では11年前から新年度の約1週間、入園した子どもたちが新しい環境や集団生活になじめるようにと、慣らし保育を取り入れている。

 新しく入園してきた0歳児から1歳児の園児が対象で、午前9時から10時30分までの1時間半程度行われた。大浜区の人たち12、13人が同園を訪れ園児たちと交流し喜ばれている。

 少しずつ新しい生活リズムに慣れるように、地域の人たちが抱っこするなどして園児たちを見守った。

 参加者からは「買い物に行ってスーパーなどで園児たちと会うと声を掛けてくれるのでやりがいがある」「園児と交流すると健康的になり生きがいにもなる」と喜びの声が聞かれた。

 同園では、浜下り、ジャガイモ掘り、平和学習なども地域交流事業として実施している。具志堅園長は「地域との関わりがあると、園児や保護者とも素晴らしい関係になり、成長の第一歩につながる」と笑顔で話した。
(上間宏通信員)