17年MICE1226件 沖縄県内、前年比49増、千人超2減


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄県文化観光スポーツ部は24日、2017年に県内で開かれたMICEの開催件数が前年比49件増の1226件に上ったと発表した。民間施設も含めて調査を始めた14年以降で最高を更新した。全体の件数が増加する一方、千人以上を集めたMICEは同2件減の81件となった。MICEの大規模化が進む一方、県内の施設上の制約から大規模なイベントの取り込みが難しくなっていると見られ、県は大型MICE施設整備の重要性を強調した。

 開催件数の内訳は報奨旅行などのインセンティブが678件で最も多く、学会などのコンベンションが216件、会議などのミーティングが180件、展示会などのエキシビションが152件と続いた。規模別では10~49人が547件で全体に占める構成比は45%。50~99人は216件(同18%)、100~299人は266件(22%)、300~999人は110件(9%)、千人以上は81件(6%)だった。

 調査は県内の会議施設やホテル、旅行社など478団体を対象に行い、366団体から回答を得た。回答率は77%だった。