安里繁信氏が出馬意向 県知事選 自民支援得たい考え 「新しい沖縄築く」


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安里繁信氏

 元沖縄観光コンベンションビューロー会長でシンバホールディングス会長の安里繁信氏(48)は16日、自民党などからの支援を得て、秋の沖縄県知事選に出馬したいと意欲を示した。同日夕、安里氏の擁立を目指し活動している「新しい沖縄を創る会」の全県大会が那覇市のロワジールホテル&スパタワー那覇であり、安里氏に出馬を要請した。

 要請に対して安里氏は「(自民党県連の選考委員会に)明確に立候補する意思を伝えた。沖縄には課題がたくさんある。一緒になって新しい沖縄を築くために力強い一歩を今日この場所から歩み始めたい」と語った。

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設の賛否については「争点から避けられない、沖縄の課題の一つと認識している。ただ、推薦を求める政党との協議や政策的合意を交わした後、述べる機会を設けたい」と話した。

 「創る会」は、知事選の候補者選考作業に着手している自民党県連に対し、安里氏を候補者にするよう要請しており、引き続き求めていく考え。次期知事選に出馬する意向を示す候補者は初めて。

 大会後、安里氏は記者団に対し、自民党の選考から外れた場合への対応について「今は選ばれることに期待したい」と述べるにとどめた。
 「創る会」は安里氏を保守・中道系の候補として擁立することを目指して今年2月に結成した。

 安次富修元衆院議員や新垣哲司元県議(自民党県連元会長)、カヌチャベイリゾートの白石武治会長の3人が代表幹事を務めている。16日の「創る会」全県大会には支持者ら1千人超が参加した。