社会

那覇―粟国ヘリ墜落 エクセル航空 操縦士重傷、運航自粛

 7日午後3時28分ごろ、沖縄県の那覇港から北西約40キロの海上で、那覇空港を離陸したエクセル航空(本社・千葉県浦安市)のユーロコプター社製AS350ヘリコプター(定員6人)が墜落した。那覇海上保安部によると、パイロットの男性(46)は遭難信号を受信した那覇救難隊によって救助され、那覇市内の病院へ救急搬送された。男性は首と腰を骨折するなどの重傷を負った。エクセル航空の相馬正幸副社長は「当面の間、全ての運航を自粛する」と述べ、事故原因が明らかになるまで運航を休止する方針を示した。

 墜落時、搭乗していたのは男性1人だった。同機は粟国での搭乗客を迎えるため、那覇空港を午後3時12分に離陸し、同35分に粟国空港へと着陸する予定だった。那覇を離陸した後に機体に何らかの不具合が生じ、墜落した。事故原因は不明。

 遭難信号を受信した航空自衛隊が墜落から約10分後の午後3時39分ごろ、現場海域に到着し、海上で手を振る男性を救助した。国土交通省は航空局からの通報を受け次第、事故調査委員会を県内へ派遣するか検討する。

 エクセル航空によると、男性は勤務歴約10年のベテランパイロットで、体調などに問題はなかった。ヘリは7日午前にも那覇―粟国間を往復しており、機体に異常はみられなかったという。同社は千葉県の本社に緊急対策本部を設置した。

 エクセル航空は第一航空の事故で定期便が休止した後の2015年11月以降、一括交付金を活用した県と村の補助を受け、予約を受け那覇―粟国間を不定期に運航している。