【台風7号】航空客3・6万人に影響 欠航230便 バス・モノレール運休


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台風7号の接近で、多くの便が欠航になり、翌日のキャンセル待ちなどで列を作る観光客ら=1日午前、那覇空港

 台風7号の影響で1日、海や空の便の多くが欠航し、バスやモノレールなど公共交通機関も夕刻以降、運休に追い込まれた。

 空の便では、那覇空港を発着する国内線を中心に少なくとも230便が欠航し、3万6千人以上の足に影響した。

 2日は全日空(ANA)が運航便に使用機の手配ができないことから一部の便を欠航するほか、琉球エアコミューター(RAC)が1便を欠航する。

 日本航空(JAL)と日本トランスオーシャン航空(JTA)は、2日は平常運行を予定しているが、那覇空港発着の午前便に遅延が発生する可能性もあるとしている。両社は那覇と羽田や伊丹、名古屋、宮古島を結ぶ臨時便を設定し対応することも決めた。RACも石垣発宮古行きの臨時便を設ける。

台風7号の接近で、モノレールが運休となり、駅のシャッターが下りていた=1日午後7時頃、モノレール県庁前駅

 沖縄船舶協会によると、海の便は1日、沖縄本島や離島を結ぶ111便が欠航した。2日は水納と渡久地を結ぶ12便と鹿児島―那覇間の1便の欠航が決定している。

 本島内の路線バスも1日は午後7時出発便を最後に運休した。2日の運行は午前5時に発表した。沖縄都市モノレール「ゆいレール」は1日、午後6時5分に那覇空港と首里駅をそれぞれ出発した便を最後に運行を見合わせた。ゆいレールは2日、始発から通常通り運行する予定。【琉球新報電子版】