〝マンゴーの里〟9周年PR 豊見城市 盗難パトロールも


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マンゴーに手を伸ばすへいわだい保育園の園児ら=6月27日、豊見城市豊崎のJAおきなわ食菜館菜々色畑

 【豊見城】沖縄県豊見城市が「マンゴーの里」を宣言してから9周年の記念祭と、マンゴーの盗難を防ぐ防犯パトロール出発式が6月27日、市豊崎のJAおきなわ食菜館菜々色畑で開かれた。多くの観光客や地元客でにぎわう中、宜保晴毅市長やマンゴー農家、市内のへいわだい保育園の園児らが、甘い豊見城産マンゴーをPRした。豊見城署と小禄・豊見城地区防犯協会、JA関係者らは、マンゴー畑をパトロールした。

 豊見城署の東筋秀哲署長は「管内では昨年、マンゴー盗難被害を1件受理し、ほかの署でも発生している。畑周辺で不審者を見かけたら声掛けやメモを取ってほしい」と注意を呼び掛けた。

 JAおきなわ豊見城支店果樹部会の當銘健一部会長によると、今年は1、2月の寒波で木の成長が鈍化し、空梅雨で果実の肥大が少ないことなども危惧されていた。しかし、當銘部会長は「水やりなど農家が頑張ったので、今年のマンゴーの出来につながった。いい出来だと思う」と自信を見せた。

 市は2000年にマンゴーの拠点産地の認定を受け、09年にマンゴーの里の宣言をした。