【石垣】人材発掘などによる地域活性化を掲げた石垣市のご当地アイドルプロジェクト「ゆい☆イシガキ88(パチパチ)!」(同実行委員会主催)が8日、始動した。歌やダンス、演劇などを通じて地元の女子小中高生らの成長を応援し、石垣島の新たな魅力をつくることを目指して取り組む。15日まで第1次メンバーを募集しており、9月にはパフォーマンスを初披露する予定だ。
応募するメンバーの対象は小学3年生から高校生までの石垣在住の女子。地域イベント出演やボランティア活動などの地域貢献活動に取り組むほか、メディアへの出演などを通じて石垣島・八重山のPRも積極的に行う。
メンバーらは、2017年に解散した市内女子中高生らの「AED48isg」の活動や楽曲も引き継ぐ。「AED」は、自動体外式除細動器(AED)を備えた「市民救急ステーション」の普及啓発のため結成されたダンスボーカルユニット。
9月から本格稼働する市大川の「ゆいロードシアター」(90席)をホーム劇場とし、12月には同劇場で初公演を開催する予定。定期開催を目指す。歌やダンスなどの指導には地元で活躍するパフォーマーに協力を依頼する考えだという。
プロジェクトには、「AED48」に所属していた中高生4人がすでに参加。メンバーの人数枠は設けておらず、9月以降に2次メンバーも募集する予定だ。
8日にゆいロードシアターで記者会見した実行委員会の漢那憲信共同代表は「石垣島の若い人たちが活躍できて楽しめるものをつくっていけたら」と語った。
「AED48」も務めたメンバーの谷口愛依(めい)さん(15)は「みんなでわいわい活動するのが好きなので、すごく楽しみ。石垣島の良さを日本や世界に発信したい」と笑顔で話した。
1次メンバー募集は郵送・持ち込みかメールで応募できる。オーディションは17日を予定している。問い合わせはプロジェクト事務局(電話)0980(83)3150。