経済

種牛「福福波」モテモテ 子牛の肉 100%高品質

優秀な成績を記録し、精液の人気が高まっている県供用種雄牛の「福福波」=県畜産研究センター提供)

 子牛の繁殖農家に精液を供給する県の種雄牛「福福波(ふくふくなみ)」の人気が高まっている。県産種雄牛の最高傑作と呼ばれた「北福波」の最初の後継牛として選抜された期待の福福波は、2017年度の県枝肉共進会で1位になり、牛の能力を示す育種価は今年8月時点で県の牛で最高の値を記録した。県内の肉用牛は産出額が初めて200億円を超えるなど好調が続いており、さらなる活性化が期待される。

 福福波は、北福波の特長である肉質の安定感や整った体型を受け継ぎ、農家から高く評価されている。特に18年度に入り、県外の一部の肥育農家でA4やA5ランクの優れた肉質を持つ上物率で100%を記録するなど、福福波の産子は好成績を残している。

 県内繁殖農家への精液の供給本数は17年度に4504本だったが、18年度は7月末時点で2985本が供給され、年間1万本に迫るペースで需要が高まっている。
 種雄牛の選抜や精液供給を担う県畜産研究センター(今帰仁村)の長崎祐二所長は「高品質な福福波の凍結精液を供給することで、県内肉用牛のさらなる発展に寄与できる」と自信を見せた。