那覇市真地の県道222号と県道82号を結ぶ真地交差点で、那覇署が違反ではないにもかかわらず、道交法違反(指定通行区分違反)による取り締まりを実施していた問題で、無違反取り締まりは2016年3月~18年4月の約2年間で152件だったことが8日までに、県警交通企画課への取材で分かった。県警は対象者に通知し、違反点数の取り消しと反則金の返納を進めている。県警は県内の他の交差点でも同種事案がないか調査を進めている。
16年3月~18年4月の間、真地交差点の識名トンネル方面から南風原町方向に進行する県道222号の第一通行帯は直進が可能だったが、直進した車両に指定通行区分違反で反則切符を交付していた。道路標示は左折専用を示していたが、道交法上は直進できる状態で交通規制と道路標示に食い違いが生じていたことが原因だった。現在は左折のみの規制になり、直進は不可能となっている。
県警交通企画課は「適正な取り締まりを行うように努めていきたい」とコメントした。