【中国時報】ゴボウパン人気 香りよく健康的 屏東県のベーカリー


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 24日の中秋節を前に、台湾南部屏東県のベーカリー「〓点家■焙坊」は、同県帰来地区の名産であるゴボウを使ったパンや菓子を開発した。中秋節の時期にだけ作るゴボウ月餅も、香りがよくて健康にもいいと評判だ。

 店主で開発者の陳義恭さん(35)は、中学を卒業後台湾各地でパン作りを学び、5年前故郷に戻って開業した。陳さんによると、帰来地区の土壌はリン酸に富み、ゴボウの栽培に適しているという。特色のある商品を作ろうとゴボウ製品の開発を始め、1年半かかってやっと成功したと語った。

 ゴボウはスライスした後、汁を搾ってまんじゅうの皮に練り込み、残った繊維は緑豆で作った餡(あん)に混ぜるなど、ゴボウを丸ごと使用。ゴボウの良い香りが楽しめると人気だ。販売は完全予約制で、受け取りの3日前までに予約が必要だ。

※注:〓は米ヘンに「羔」
※注:■は火ヘンに「共」